北京冬季パラリンピックのマスコット「雪栄栄」、 デザイナーである黒龍江省出身の21歳の女性とは、どんな女性?

2022年開催予定の北京冬季オリンピックのマスコットが、このほどお披露目された。2020年開催予定の東京オリンピックのマスコット、「ソメイティ」と「ミライトワ」は非常に近未来的なデザインのマスコットであるが、「雪栄栄」は非常に可愛らしい、中国らしい雰囲気を持つマスコットである。

中国メディア、黒龍江省日報によれば、「雪栄栄」をデザインしたのは、吉林美術大学のチームによるという。そのチームに所属する黒龍江省嘉陰県出身の21歳の姜宇帆さんの手書きのイメージから、生まれたデザインだと伝えている。

当初、彼女は〈鹿〉をモチーフにしたデザインを提案した。しかし教師は、もっと中国らしいものをモチーフにするように指示した。締め切りまで後3日しかなかったが、彼女はもう一度、中国らしいものとは何だろうと考えた。次に思いついたのは〈餃子〉だった。確かに中国を代表する美食のひとつである。しかし教師は、餃子はオリンピックにふさわしくないと反対した。

彼女は、再度考えた。幼いころ過ごした黒龍江省嘉陰県には、中国らしい風景がたくさんあった。旧正月になると門に飾る赤々とした中国結びや、赤々としたランタンは、まさに中国らしいと感じ、そのインスピレーションを大切に、ランタンをモチーフにしたマスコットを素描した。

今回のオリンピックマスコット選考には、中国全土から6000件もの応募があった。姜宇帆さんは、まさか自分のデザインが当選するなんて想像していなかった。当選の連絡を受けた時、とても驚いたと語っている。6000件の中で、自分のデザインが際立って優秀だったとは思えないとも語っている。

同記事によれば、彼女は6歳の頃から絵を学び始めた。両親が落ち着きのない娘に、少し落ち着いて何か学ばせたいと考えた時、絵を選んだ。中国の子供の習い事には、二胡も人気であり、彼女は二胡がやりたいと母親に伝えたが、母親は将来役だつのは絵の技術だと考え、絵を選んだという。

それ以降、絵の道を歩んできた彼女は、大学に進学したが、人気のあるファッションデザイナーや、グラフィックデザイナーの道は選ばず、地味な製品デザインの道を選んだという。

デザイナーというのは、非常に地味な仕事である。世界には多くの職業デザイナーが存在し、彼らのデザインが賞賛されるチャンスは非常に少ない。星の数ほどのデザイナーが日々切磋琢磨しながら作品をつくり、コンペに応募している。中国の黒龍江省出身の姜宇帆さんは、長い年月をかけて地道に築いてきた技術が、今回の北京冬季パラリンピックのマスコット「雪栄栄」のデザインによって、一気に開花したといえるだろう。

参考記事:hhttps://nb.mbd.baidu.com/iwykyni?f=cp&u=467bacac3196149d

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