アリババが勤続5年の社員に贈ったものとは?

日本社会にブラック企業という概念が根付いて数年経つが、いまだブラック企業が社会から消滅する様子はない。日本政府は働き方改革を掲げて、あらゆる方面で改善を図っているようであるが、国民が働きやすくなったと実感するには、まだまだ険しい道が待っていそうだ。本来、企業と社員は同等の関係であるべきだ。ともに利益を追い求め、ともに利益を享受する関係でなくてはならない。

中国メディアの中関村オンラインは、中国の有名な大企業であるアリババが、非常に刷新的な福利厚生をしている模様を伝えている。勤続5年になる社員2,198名に指輪を贈ったというのだ。指輪には社員番号が刻印され、ローズゴールドとホワイトゴールドの2種類あるそうだ。 アリババ集団の広報によると、指輪を贈ることにした背景は、指輪をはめることによって、社員が自分自身を高め、また後輩である新しい社員に対する教育に責任を持って望んで欲しいという意味を持って、身に着ける指輪を贈ることにしたという。

その記事を受けて、中国メディアのネット市民たちは、さまざまな反応をしている。「そもそも指輪を贈るのは、結婚するときではないのか?」「指輪をしていたら、たとえ独身であっても、パートナーがいるのかと勘違いされ、彼氏彼女を見つけることが困難になる」等々ネガティブな意見も散見された。一方で、ゴールドに対する憧れが強い中国人にとって、資産価値のある有難い贈り物だと高評価する意見もあった。

記事では、アリババがこのような福利厚生を行ったのは初めてではないと伝えている。指輪を贈るという珍しい福利厚生以外にも、社員の集団健康診断はもちろん、常日頃から社員想いの福利厚生が行われていると強調している。

アリババ集団は、会社の利益が縮小傾向にあるときでさえも、本社の杭州をはじめ、深圳、北京と社員の規模を拡大させてきた。アリババ集団は確実に成長する中で、社員の会社に対する忠誠心をいかに獲得するかが、今後のアリババ集団の生存のカギを握っていると言えるだろう。

アリババは商業集団から始まり、フィンテック、ETCアプリケーションにまでビジネスを拡大し、過去2年間の成長率は飛躍的な伸びを見せている。そん中、株式市場では、アリババの株価は比較的安定してる。 つまりアリババの新しいビジネスモデルは、非常にうまくいっていると言うことができるだろう。もちろん私たちの知らない背景に、たくさんの裏事情も存在するだろうが…

社員に指輪を贈ることの意義はともかく、社員を大切にしようとする態度は評価に値する。企業にとって社員は大切な家族である。家族の一員から搾取して、企業が儲けを独り占めすることはできない。企業の繁栄は、社員が消耗することなく働きつづけられるようにサポートすることが欠かせない。日本での働き方改革は始まってしばらく経つが、日本の企業の経営者も、社員に指輪を贈る心意気で、社員と向き合ってもらう事を願う。

参考記事https://mt.mbd.baidu.com/ypd39bp?f=cp&u=28d960913bfaa67b