中国人の名字ランキング!1位はなんと1億人越え

中国人というと、あなたはどんな名前を思い浮かべますか?王さん、李さん…といった名字が多いのではないでしょうか。

実際中国では、どんな名字が一番多いのか、今日は最新の統計から中国人のお名前事情を探りたいと思います(澎湃新聞 https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_2933023)。

2019年1月、中国公安部は2018年の戸籍情報をもとに、中国全土の名字の統計結果を発表しました。それによると、現在中国で使われている名字の数は6150個。そのうち上位100個の名字で人口の85%を占めるそうです。

上位100個の名字も公開されています。1位 王さん、2位 李さん、3位 張さん、4位 劉さん、5位 陳さん、6位 楊さん、7位 黄さん、8位 趙さん、9位 呉さん、10位 周さん、11位 徐さん、12位 孫さん、13位 馬さん、14位 朱さん、15位 胡さん、16位 郭さん、17位 何さん、18位 林さん、19位 高さん、20位 羅さん…と続いていきます。ちなみに100位の名字まで全部漢字1文字です。

ランキング上位は特に数が多く、1位の王さん、2位の李さん、3位の張さんはそれぞれ約1億人いるそうです。これは中国の人口13.9億人を考えても、それぞれ全体の約7%いるということになります。また、王さんは李さんより61万人多いだけであり、上位2つの名字はデッドヒートを繰り広げているとのこと。確かに、2018年より以前の統計では李を1位としているものもありました。

いかがでしょうか。あなたが思い浮かべる中国人の名前も上位20位内にあったかと思います。なぜなら、名字の数が日本に比べ圧倒的に少ないからです。

正式な統計がないためはっきりと分からないそうですが、日本人の名字は一説に10万以上あるとも言われ、1番多い佐藤さんでさえ人口比2%に満たないそうです(森岡浩『なんでもわかる日本人の名字』2012年、朝日新聞出版)。つまり中国では、初めて会った人同士が「私たち同じ名字ですね!」ということがあまり珍しくないんですね。

先ほどの統計ではさらに、「110万人以上が父と母の名字を同時に使っている」ということも明らかにされました。ここ30年で、両親の名字を両方組み合わせた名字を使う人が急増しているそうです。例えば、張楊さん、李楊さん、張李さん、王李さん、陳李さん、李王さんなど。

中国では夫婦別姓なので、子供が夫婦どちらかの名字を名乗る場合、もう片方の名字は続いていかなくなってしまいます。そこで、夫婦どちらの名字も名乗るように2つを組み合わせた2文字姓になったのですね。1番多い張楊さんで約7000人と、今のところ数はあまり多くありませんが、新しい現象です。長らく続いた一人っ子政策も影響しているのでしょう。

ここまで、統計に沿って中国のお名前事情を見てきました。ちなみに、中国内でも地域によって名字の偏りがあるようです。参考までに、上海の名字ランキングは1位から、張、王、陳、李、徐、朱、周、沈、呉、楊となっています(上海市人民政府 
https://mt.mbd.baidu.com/ztgm7pe?f=cp&u=637c55392f755b9c)。名字について調べておくと、中国の方と話すときに良い話題になるかもしれません。