この夏、中国で大流行した恋愛ドラマ『親愛的、熱愛的』はeスポーツが舞台!

近頃、『親愛的、熱愛的(原題:亲爱的,热爱的)』というドラマが、中国で大人気となり大きな話題を集めました。ネット上で歌姫として活躍するキュートな大学院生・佟年が、神と崇められる元天才ハッカー・韓商言に一目ぼれする恋愛ドラマなのですが、この韓商言が「ホワイトハッカー集団を率いる監督」という設定の新しさも、視聴者に鮮烈な印象を与えました。

今回は、このドラマを入口に中国のホワイトハッカー事情を紹介した記事を取り上げたいと思います(紫金新聞 http://www.zijin.net/news/ent/1345625.htmlを翻訳・編集)。

『親愛的、熱愛的』の甘い恋愛話で大盛り上がりしたこの夏、主人公の韓商言を演じた俳優・李現は瞬く間に多くの女性の「現彼氏」となった(「現在の」と「俳優の姓である現」をかけている)。

このドラマの見どころは大筋である恋愛ストーリ―以外にも散りばめられており、その一つが「ハッカーコンテスト(略称:CTF、eスポーツの一種)」だろう。ここでは「現彼氏」のかっこいいところが見られるばかりでなく、はつらつとした若者たちが、夢に向かって努力する姿が描かれた。

CTFとは、サイバーセキュリティ分野で、ホワイトハッカーたちがそのハッキング技術を競う大会である。1996年、世界最大規模のコンピュータセキユリティ会議DEFCON内で始まった。2013年には全世界で50以上の国際CTFが催されている。参加する選手はネット好きの若者というレベルではなく、ハッキング競技を職業とする者たちである。遊びではなく真剣勝負なのだ。

ドラマに登場する選手たちは、ハッキングの訓練に明け暮れる厳しい日々を過ごしているが、彼らは心からハッキングに熱中しており、努力を惜しまない。彼らがしていることは一見遊びのように見えるが、プログラムのセキュリティを破り、サーバーに侵入し、自由にプログラムを書き、また他の人のプログラムを書き換えるなど、とてつもなく高度なことをやっているのだ。

CTFで競われるハッキング技術は、インターネット時代において安全を守るものであり、大げさに言えば、国家の軍事機密を盗み取られないように防御するものである。ハッキングによる攻撃は大変恐ろしいもので、犯罪集団によって悪用されればその被害は計り知れない。同じくハッキングの技術によりその攻撃を防ぐことが大変重要になってくる。

実際に、CTFは中国国内で既に何年も前から発展し続けている。Blue-Lotusというチームが、2013年に初めてDEFCONの決勝に進み、11位となった。また2014年から2015年にかけて、中国国内で多くのコンテストが開かれ、賞金もどんどん大きなものになっていった。国内で最も権威ある大会であるXCTFの影響力は年ごとに強まり、バイドゥやテンセント、アリババなどが主催するCTFも成功を収めている。

流行りのドラマ『親愛的、熱愛的』を見ながら、インターネット時代が生み出した新しいスポーツ、CTFについて理解を深めるのも良いかもしれない。

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