究極のおもてなしを追求する中国の火鍋店・海底撈

――海底撈(かいていろう・中国語ではハイディーラオ)という火鍋店をご存じでしょうか?中国四川発の一大火鍋チェーンである海底撈は、今や100以上の直営店を持ち、中国だけでなく日本やアメリカなど国外にも進出しています。創業者の張勇はシンガポール国籍を取得しており、今年シンガポールの富豪ランキングで1位に選ばれました。今回はそんな海底撈の躍進の秘密に迫る記事をご紹介します。

(作者:一品嘗鮮 https://new.qq.com/omn/20191021/20191021A08T5300.html を翻訳・編集)

海底撈は著名な火鍋店であり、中国国内外を問わず大きな影響力を持つチェーン店である。海底撈で食べたことがある中国人もそうでない中国人も皆、このお店のことは知っているだろう。海底撈の売上高は極めて大きく、各地にチェーン展開している。

しかし実は、海底撈は一つのレストランとしては、味が自慢というわけではなく、価格も決して安くない。むしろ他の火鍋店よりもだいぶ高めの価格設定である。にもかかわらず、海底撈がここまで人気を集めているのは、提供するサービスが素晴らしいからだ。そのサービスが紹介されるとたちまち人々の話題を集め、海底撈のサービスは飲食業における最高峰といわれ、多くの店の目標となった。

海底撈のやり過ぎともいえるサービスは、挙げればキリがない。例えば、海底撈は席が空くのを待っている客に対して、ネイルをしてくれたり靴を磨いてくれたりする。これは他のレストランが真似できない、唯一無二のサービスだろう。

このあたりが限度だろうと思っていたが、このたび海底撈はさらにこの上をいくサービスを開始した。それは、スマホゲームの代打ちである。スマホゲームは今やみんながはまっているものであり、ご飯を食べるときもゲームから手が離せないという人も多い。ゲームを中断すると、アカウントの成績に影響を与えてしまうからだ。

このような時、海底撈の優秀な店員が代打となり、客の代わりにゲームをする。ここで大事なのは店員たちのゲームの腕前だが、かなり手慣れており感心させられるほどだという。

――日本の海底撈では、まだここまでのサービスは取り入れていないかと思いますが、筆者も新宿にある海底撈に行ったことがあります。以下、個人的な感想ですが、店員は中国人の方がほとんどでしたが、日本人顔負けの「おもてなし」精神で細やかなサービスを提供してくれました。麺を注文すると、席まで来て麺をのばすパフォーマンスを見せてくれたり、ある一定の時間になると中国の伝統芸能である、顔につけたお面を一瞬で変える出し物をやっていたりと、サービス満点でアトラクションのようでした。ご興味のある方は一度行ってみると、中国旅行のような気分が味わえるかもしれません。

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