テンセントが1300億円で島を購入!

――テンセント(騰訊)といえば、言わずと知れた中国のIT企業。中国版LINEであるウィーチャット、「王者栄耀」をはじめとするスマホゲーム、騰訊新聞といったネットニュースメディアなど、中国人の生活に欠かすことのできないサービスを数多く提供しています。時価総額で見れば、アリババに次いで中国第二位につける超巨大企業です。最近、そんなテンセントが85億元(約1300億円)を出して島を買った!というニュースがネット上を駆け巡りました。今回はその記事を詳しく見てみましょう。

11月29日、深圳市の不動産交易センターが発表したところによると、テンセント(騰訊科技)社は85.2億元で深圳市宝安区前海湾の西北にある一つの島を落札したという。

この島にはこれからの「インターネット+〇〇」を創る、未来の科学技術の牙城、テンセントグループの新しい社屋が築かれる。プロジェクトの全てが完成するのはこれから7年後、2026年とされているが、まずは5年以内に第一期建設計画が完成する。

島内にはコンベンションセンターやホテル、科学技術博物館、さらには9年一貫制の小中学校や高校も建てられるという。そのほか、島まで地下鉄9号線、15号線が延長して引き入れられ、幹線道路も整備されるそうで、交通の便も万全となる。

今後、様々なテンセントのグループ会社がこの島に集まる。具体的には、広告会社であるテンセントソーシャルアド、クラウドサービスプロバイダであるテンセントクラウドをはじめ、インターネット+医療分野、インターネット+教育分野、インターネット+スポーツ分野、インターネット+大衆起業、最先端科学技術などの研究開発基地が置かれる。

島内の建築物総面積は200万㎡に達し、現在のテンセントが深圳にもつ社有地の3倍以上に当たる。現在深圳にあるテンセントの複数の社屋では、約3万8000人が働いている。しかしこのままの発展ペースだと、社員数は毎年13%増加する見込みであり、7年後には約8万9000人に達するとされる。そこで、1人当たり20㎡必要と見積もって、新しい社屋は178万㎡以上の広さが求められた。

完成後、この島では7.5万人が働く見込みであり、中国全土から高度なIT人材が集まるだろう。

――ちなみに200万㎡は東京ドーム約43個分の広さ!いかに広大かが分かります。また中国のニュース記事では「島」と報じられていましたが、グーグル地図を見てみると、人工的に造られた半島のようでした。今回、「土地を購入した」という表現が使われていますが、中国では土地は全て国のもの。企業や個人は、あくまで土地使用の権利を手に入れることしかできません。テンセントが購入したこの島の使用期限は30年だそうです。

(深圳晩報など http://shenzhen.sina.cn/news/f/2019-12-01/detail-iihnzahi4486006.d.html?vt=4&fromsinago=1、
https://kuaibao.qq.com/s/20191130A0LDPH00?refer=spider を翻訳・編集)

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