都会の中国人に必要な老後資金は6000万円!

最近なにかと話題の老後資金

上海・北京などの都会で悠々自適に老後を送るためには、いくら必要なのだろうか?このたび、一つの調査結果が、「400万元(約6000万円)」という目安を示し、話題になっている。

9月17日、アメリカの金融サービス会社・フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ(以下、フランクリン)の発表によれば、中国の一線都市(上海・北京・深セン・広州)において、定年退職後にのんびりと余生を送るために必要な目標貯蓄金額は400万元であるという。

この目標を達成するのは容易なことではない。同社が行った調査によると、回答者のうち、わずか5%のみが既にこれを実現し、退職後の備えを万全としている。61%はまだ老後のための資金作りを開始していないとし、52%は現在の貯蓄ペースのままでは老後資金の目標金額には達しないと答えている。そのうち28%は「最終的に目標を達成するのは難しい」と諦めムードだ。

老後の生活といえば、不安なのは医療費だろう。回答者の63%が治療費や薬代などの医療費をまず考慮せねばならない出費として考えている。フランクリンの調査は中国以外の各国でも行われているが、この悩みはもはや全世界的のようだ。

また、老後を過ごしたい場所として、33%が現在住んでいるところ以外に引っ越したいと答えた。現在住んでいるところは人口が密集し過ぎているからだという。

どのように資産管理して老後に備えればよいのか、これも多くの人が関心を寄せる問題だろう。調査によれば、中国本土では、個人の貯蓄が定年退職後の主な資金に充てられている。老後資金を準備するために利用している(または利用するつもりの)金融商品のうち、最も多かったのは定期預金で、回答者の60%が選んだ。次いで、株(52%)、投資信託(48%)、貯蓄(40%)の順で選んだ人が多かった。

そして、回答者のうち90%が、過去3年で投資によって利益を得たと答えた。また、回答者の30%は、老後に備えるため、ハイリスクだが利益を見込めそうな投資戦略を今後採っていくつもりのようだ。

中国人の大きな特徴は、家族を大切にすることだろう。資産運用をする目的として、調査回答者のうち最も多い68%が、「子供に財産を残すため」と答えた。次に、「必要なものを買ったり、重要な出来事に使ったりするため」が67%、「老後の資金を貯めるため」は3番目で、62%であった。

最後に、83%の回答者がフィナンシャルコンサルタントの重要性を認識しているが、実際についてもらって資産運用しているのは61%であった。また、中国ならではと言えそうなのが、AIによる資産運用サポートへの関心の高さである。86%の回答者がこれを知っているとし、79%の若年層(25歳~34歳)が今後使ってみたいと答えた。

(訳者注:この調査は、香港のニールセン社によりインターネットを通じて、25歳以上、月収5000元(約7万6000円)以上の中国人男女1,114人を対象に行われたそうです。)

(国際金融報など http://www.ifnews.com/17/detail-43786.html/http://www.zqrb.cn/money/licai/2019-09-17/A1568701771270.html/https://news.hexun.com/2019-09-26/198682251.html を参考・翻訳・編集)

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