中国サッカー最前線! 2度目のワールドカップ出場は実現するか?

実はサッカーファンが多い中国。ワールドカップ出場は中国にとって悲願とも言えます。7月17日にワールドカップ・アジア地区二次予選の組み合わせ抽選が行われました。二次予選はリーグ戦で、各組の1位チーム、そして2位チームのうちの成績上位4チームが最終予選に進みます。日本はF組でキルギス、タジキスタン等と同組となりましたが、中国はどこの組なのか、そしてそれをどのように受け止めているのか、(激揚体壇 
https://3g.163.com/war/article_cambrian/EKCVP2D105490CP8.html)を翻訳・編集してお伝えします。

18年前の再来
現在「中国サッカーチームはどうしたらワールドカップ本選に進めるのか」を考察する意見がネット上にあふれている。しかし、18年前、実は中国はすでに本選進出の夢を叶えている。ただ、それはサッカーの実力によるものではなく、様々な外部要因により実現したことだった。

当時、張吉龍(アジアサッカー連盟の現副会長)の働きにより、中国は最も良い対戦カードを引き当てることができた。さらには日本と韓国がワールドカップ開催国であるために予選に参加しなかった。このように、何かイレギュラーなことが起こらない限り、中国が本選に進むことは難しいのだ。

しかし、18年の時を経て、今一度そのイレギュラーな状況が揃いつつある。まず今回の開催国はアジアのカタールであり、二次予選において中国は最も良い対戦カードを引き当てたのだ。初戦の相手は18年前と同じくモルディブである。

アジア開催、そして絶好の対戦カード
1930年から始まったワールドカップはこれまで21回開催されてきたが、1998年までヨーロッパとアメリカ大陸ばかりで行われていた。ついにワールドカップがアジアに来て、日本と韓国の二カ国共同開催となったのは2002年のこと。そして20年後、今またワールドカップがアジアに戻ってきた。今回カタールはすでにワールドカップ本選出場権を持っている。

2002年、中国はワールドカップ最終予選で絶好の対戦カードを引き当てることができた。組み合わせを決める際、アジアサッカー連盟の実力者だった張吉龍がイラン、サウジアラビアとの対戦を避け、中国チームにとって最も良い対戦カードとなるよう導いたからだ。この時の彼の功績を中国人は「神の手」と呼び、最終的に中国はこの時初めてワールドカップの本選に勝ち進んだ(しかし本選のグループリーグ3試合は無得点・9失点で敗退)。

今回の2022年のワールドカップ二次予選においても、抽選の結果、中国は最も良い組に入ることができた。A組、シリア、フィリピン、モルディブ、グアムが相手だ。

中国を率いる名将
18年前、中国チームを率いていたのはボラ・ミルティノビッチである。彼は様々なチームの監督を務めてきたが、中国チームを含めて計5回もワールドカップ本選に選手を導いた名将だ。彼の教えである「態度が全てを決める。楽しいサッカーをしよう」は、今でも中国サッカーに影響を与えている。

一方の現在、中国チームを率いるのはマルチェロ・リッピである。彼がミルティノビッチに劣らぬ輝かしい功績を持つ監督であることは皆が認めるところだろう。しかし実際のところ、中国チームを指導するようになってからの3年の間に彼がもたらしたものはおぼろげで、その采配や戦略には批判が多い。

彼は、中国プロサッカークラブの1つである広州恒大チームの選手を重用し、その他のチームにいる優秀な選手を適切に用いていない。さらに困ったことには、その広州恒大の選手たちの代表チームでの動きは、普段のクラブチームでの動きとは別人のようなのだ。

帰化選手を迎える中国チーム
現在、中国チームに帰化選手が加わることに対し、様々な議論が交わされている。しかしそもそもリッピが再び中国チームの監督に就任することを決めたのは、帰化選手が采配可能になったからだという。今のところ少なくとも3名の帰化選手が、二次予選の第一試合に出場することができる。他にも数人の選手が帰化に成功しており、リッピの決断次第で追加で投入されるだろう。

帰化選手の存在は大きな変化だ。しかしそれ以外で20年前と比べ中国チームは変化したのだろうか。

いくらくじ運が良くても、サッカーが強くなければ何にもならない。2016年のワールドカップ予選では、中国は0対1でシリアに負けている。また、今年のアジアカップに21名の帰化選手を登録して臨んだフィリピンの実力は急上昇している。ある外国記者は今回の二次予選の抽選前に「中国が最も弱いシードチームだから、中国の組に入れたらラッキーだ」と分析していた。我々にとっての「最も良い対戦組」は、相手にとっての「最も良い対戦組」でもあるのだ。

舞台は整った。あとは中国チームが良いプレーをしてくれるだけである。