上海の特産品「8424スイカ」の窃盗犯逮捕

夏の果物といえば、真っ先におもいつくのはスイカではなかろうか。真夏の暑い時期に、水分たっぷりの冷えたスイカをいただくのは、至福のひとときである。日本には夏になると「スイカ割り」という遊びがある。中国にはスイカ割りをして遊ぶ文化はないが、中国人もスイカが大好きである。スイカを真二つに切って、スプーンで豪快にいただくのが中国風である。そんな中国で「上海の特産品8424スイカの窃盗犯が逮捕された」という記事が、中国メディアの界面新聞によって掲載された。

記事によると、上海の特産品8424スイカが畑から盗まれた。スイカ窃盗犯の被告人3人は、青浦地方検察庁から地方裁判所に提訴され、それぞれ3ヶ月拘束、5ヶ月間の保護観察、1,000元の罰金の刑が下されたと伝えている。

この度窃盗の被害にあった「8424スイカ」とは、スイカで一番美味しいブランドとして名高い。8424のネーミングの由来は、1984年に育種に成功した、第24組の種を意味するという。1984年から35年以上も、上海のスイカブランドとして長らく愛され続けているのだ。「8424スイカ」の特長は皮が薄く、水分豊富で、とても甘く、さっぱりしている。スイカの中で一番おいしいブランドとして、市民に愛されている。

この度窃盗被害にあったこの「8424スイカ」は、市場価格6-8元/㎏だという。鑑定によると、盗まれたスイカは240㎏で、価格にすると1440元だという。

記事によると、窃盗犯は20歳代で、上海青浦の会社勤めをしている青年二人組だという。普段二人は、会社の寮のルームメイトだとういう。5月28日の22時過ぎに、二人は一緒にスイカ農園に向かい、スイカをいくつか盗んで、その場で食べて、その場を去った。その後、日付をまたいで5月29日の0時半に、トラックを運転して、二人で手分けをしてスイカを62個もトラックに乗せて、その場を走り去った。

その日の朝、農園の持ち主はスイカが盗まれていることに気が付き通報し、当日21時に二人は逮捕された。

あまりの美味しいスイカに、心を奪われて、スイカを盗んでしまったのだろうか。こんなに美味しいスイカは、市場でもきっと高く転売できるに違いないと、トラックまで用意して窃盗をはたらいてしまったのだろうか。

記事は結論として、「盗んだスイカの代金は容疑者家族が全額賠償した」と伝えている。普段はまじめな会社員でも、ほんの少しの心の迷いが、自分の人生をガラリと変えてしまうことがある。また自分の人生だけでなく、大切な家族にも悲しい想いをさせてしまう。夏の果物のスイカのあまりの美味しさが、上海の二人の青年を犯罪の道へ呼び寄せてしまったのだろうか。なんとも空しいニュースである。

参考記事:https://www.toutiao.com/a6732641930389242380/?tt_from=weixin&utm_campaign=client_share&wxshare_count=1&timestamp=1567585194&app=news_article&utm_source=weixin&utm_medium=toutiao_ios&req_id=20190904161953010026076089212760D9&group_id=6732641930389242380